「歌がうまくなりたい」と思ってしまった。

僕は『歌の相談室』『歌の稽古場』という
歌う人をサポートする仕事をしているけれど、
自分自身も歌が好きでうまくなりたい一人だ。

で、先日、元歌手の友人に
歌や発声を見てもらえる機会があった。

喉の奥のどの部分を、
どう使って声を出しているかについて
彼の指摘や感覚は、とても精密だった。

こんなに細かく意識して歌っているんだ、
と正直おどろいた。

それまで「まあまあ歌えている」と思っていたけれど、
山はまだまだぜんぜん高かった。ちょっと自信喪失した。
(まあ低いところで自信があるよりも、
高みを目指している方がずっといいのだけれど)

で、ひさしぶりに「歌がうまくなりたい」と思ってしまった。

正直言って「歌がうまくなりたい」という気持ちと
「歌がすきになる」は相性があまり良くない気がする。

うまくなろうとするあまりに、
「歌がすきだ」「歌うの楽しい」という気持ちが
消えてしまうことが結構あるからだ。

そんなとき、
僕が通っているギター教室の奥田先生の
この言葉が大きなヒントになっている。

「素を高める」

うまく歌おうとコントロールするのではなく
たとえば飲んだくれてヘロヘロでも
ちゃんと歌える状態を目指すのだと奥田さんは言う。

実際、ギターの練習をしていると、
よく「素で弾いてください」と言われる。

うまくいくように
指を必死に動かしていても
「素で」と直される。

まだよく分からないところもあるけれど、
「うまくなりたい」と思うことと
「うまくなろう」として何かすることは
あべこべの関係にあるのかもしれない。

「うまくなりたい」と思うのなら、
うまくなろうとして何かするのではなく「素を高める」。

その作戦でギターや歌がどのくらい「うまく」なるのか。
いまから楽しみだし、
自分なりの探究の成果を
このブログやメールマガジン
『歌の相談室』『歌の稽古場』に来てくださった方で
共有したいと思っている。


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