「ささえ」「あたり」「ひびき」の現時点の理解

僕はずいぶん長いこと、
カラオケに行くのが好きなだけの歌い手だった。

それがボイストレーニングを受けるようになって
「ささえ」「あたり」「ひびき」
という言葉を頻繁に聞くようになった。

母のレッスンや生徒さん同士の会話においても
この三つの言葉は頻出するし、
自分なりに探究する中でも
かなり大事なキーワードのような気がしている。

とはいえ
「どういう状態が『ささえ』なんだろう?」
とか考えはじめちゃうと
混乱しっぱなしになるおそれもあるし、
どうも人によって見解もちがうっぽい。

そんなわけで、
現時点での理解をここで示しておくことにした。

私訳、といった感じで
捉えていただけるとありがたいです。

「ささえ」

・呼吸から発声が主に腰のあたりを支点にして
コントロールされていること。

・(臍下)丹田のあたりで
身体を支えて立っていること。

・下半身が充実していて、
上半身がゆるむことを許していること。

「あたり」

・声を喉の前(唇側)、中央、奥に
当てて出すときの位置。

・低音は前に、高音は奥に当てることで
よい「ひびき」が得られやすい。

・一音ごとに適切な「あたり」の位置があり、
上手な歌い手はこれを精彩にコントロールしている。

「ひびき」

・声を出すことによる身体の振動。

・頭、鼻、のど、胸、おなか、背中など
全身が振動できるが、
筋肉の緊張や身体のつかい方により
振動する範囲は人によって異なる。

・よく響かせるためには
リラックスしていることが必要。
逆に言うと、よく響く体があれば
小さい力でらくに声が出せる。

・ボディワークなどで
筋肉をほぐすことでも響きがよくなることがある。

で、僕なりには
下半身の「ささえ」が上半身を自由にして、
正確な「あたり」で発声することにより、
よく「ひびく」気持ちのいい声が出る、
というのが、現時点の理想型だ。

この解釈は僕自身が今後学ぶ中で
間違いに気づいたりして修正されていくのだと思う。

で、これらが「合っているかどうか」は
実は体の感覚が変わるからわかる。

快感がそれを教えてくれるから
体との対話が密であればあるほど
そこに近づきやすいはずだ。

だから、頭で
「こうなんだ」「ああなんだ」
と定義を覚えるよりも
体験的に知っていったほうがいいんだよなあ、きっと。

とこんな記事を書いたくせに思っている。

(よかったらクリックして応援してもらえるとうれしいです)
http://blog.with2.net/link.php?1800152


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする