『魂うた』というワークショップのこと⑤〜「なにかした」そして歌が成就する。

僕がはじめて歌った『魂うた』は
玉置浩二さんの『恋の予感』だった。

一番が終わったくらいの頃だろうか、
綜海さんがやってきて「なにかした」。

すると、声がいままでよりも
奥の方から出るようになった。

みぞ落ちから上で唄っていたのが、
その下、おなかのあたりまで
使えるようになった感じだ。

姿勢を変えたり、腕をぶらぶらさせたり、
綜海さんが言うままに唄い方を変えていくと
いままでに出たことのない声が出た。

綜海さんの言うとおりに唄うことで
よりその歌らしくなる。

そして、
その歌がうたいたかった
自分の気持ちが成就する。

すげえ気持ちいい。

そう思った。

唄い終えた後、
みんなからもらった絶賛は忘れられない。

ふだんの唄い方ではないぶん
「大丈夫かな?」という気持ちがあったけれど、
感想はあたたかいものだった。

その日は、すごく楽しい気分で
機嫌良くみんなと夕食を共にした。

でも、翌日『魂うた』は
こんなもんじゃないことを知ることになる。

(つづく)

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