ヘタって、なんですか?

このところ僕は、
普通の曲を普通に「いいな」と思うことが
少なくなってしまった。

9月にステージで歌う機会もあるのだけれど、
はて、どうしたもんかしら?
と分からなくなる始末。

思わぬ副作用だけど、
そのくらい
『魂うた®』での歌との関わり方は、
特殊なのかもしれない。

『魂うた』で聴く歌は、
それまで聴いていた歌とは、ぜんぜん違う。

同じように耳をつかって聴いているはずなのに、
もっと身体ぜんたいが震えてくる。

8月11日の名古屋『魂うた』でも
「この人がこの歌で、この歌がこの人なんだ」
という謎の感想を漏らしてしまった。

自己紹介をする時間は、ほんの少しなのに、
歌を聴くと
「この人は、まさしくこういう人なんだ」
と思えてきてしまう。大好きになる。

プロの歌っている原曲よりも
「この歌は、まさしくこういう歌なんだ」
という説得力を感じることも、よくある。

『魂うた』では、
音程やリズムが「外れる」ことはなく、
「適切な音」を探している状態だと捉えるので、
上手、下手という価値観がない。

それ以外の場面では
「うまいな」とか「いまいちだな」と
平気で思う僕も、
『魂うた』をしていると、忘れてしまう。

「ヘタって、なんですか?」
という価値観の中で、現れる歌と存在。

「あれって、なんなんだろうなぁ」
って、やっている本人なのに、
いつも不思議に思う。


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