泣きながら唄っている人を見たことがありますか。

泣きながら唄っている人を見たことがありますか。

あるいは、ご自身が泣きながら唄ったことは。

僕はあります。

中学生の頃でしょうか。
ウォークマンで音楽を聴きながら、
それに合わせて唄っていて感極まって
落涙することが結構ありました。

で、「いっけね」と制服の袖で
あわてて涙を拭いたりして。

その恍惚とした感覚は
自分でやろうと思って呼び起こせるわけではありません。
それでも唄うことが好きになる何よりの要因になりました。

けれど、唄っていて泣いてしまうなんて
みっともないような気がして、
そのことは誰にも言わずにいました。
実際、泣けるのも自分一人でいるときだけでした。

そもそも「男なんだからみっともない」と
人前で泣くことすら押しとどめていた気がします。

安心して泣けるようになったのは、
ワークショップに通うようになってからです。

そこで出会った人たちや
ファシリテーターになってくださった方々に安心して
僕は人前で泣いても平気になりました。

人前で泣きながら唄った最初は『魂うた』だったと思います。

感極まってきて「泣いちゃっていいのかな」という躊躇があって、
でも段階を経て安心してきていたので
「えいっ」とそのまま出してみました。

泣くと音程はうまくキープできません。
リズムも途切れ途切れになります。

そんなヨレヨレになった歌を聞いていたのに、
みんなは絶賛してくれました。

うれしくて泣く。
さみしくて泣く。
理由もわからないのに泣く。

そういうことを
「みっともないこと」として抑えずに済むようになって
僕はずいぶんラクになったと思います。

いまでは人前で唄いながら泣くことが平気というか、
それは自然なことだし好きにすらなっています。

『魂うた』に関わるようになって、
泣きながら唄っている人を見る機会も増えました。

聴き手になってみると、
それは「みっともない」どころか、
その人の中のなにかが溶けて、
こちらに分けてもらえるような経験でした。

「もらい泣き」とはちょっと違うような気がします。
それよりももっと心のどこかをゆるめてもらえるような、
そんな感じがするのです。

かつてそうしてもらったように、僕の『魂うた』でも、
来た方が安心して泣いたり笑ったりできる場をご提供できたらと思っています。

泣いて、笑って、怒って。
自分の中にたしかにあるそれらを
歌に乗せて表現することで感じられる質感があるし、
表現した後で見えてくる自分の姿、心境も素敵だと思うからです。

泣く方がいい。泣かないのはダメだ。
ということでは決してないのですが、
でも、泣きながら唄うとすっきりします。

実際に泣くかどうかは分かりませんが、
よかったら、体験しにきてください。

ちなみに『魂うた』については、
こちらのメルマガでもよく取り上げています。

『歌のことをうたっている。』(メルマガで)

よかったら読みに来ていただけるとうれしいです。

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