画家の時間、音楽家の時間。

昨日、東急ハンズのカード売り場で
きれいな水彩画のカードを見つけた。

スケッチっぽくて、好きなタッチ。

「うまいなあ」と思った後にすぐ、
「時間かかるよなあ」と思った。

そして、
そんなことを思った自分におどろいた。

最近、歌を夢中でつくっている。
簡単なメロディとコード(和音)がある程度の曲でも、
仕上げるのに数日かかることもある。

だとしたら、あの水彩画には、
いったい何日かかるんだろう。

場合によっては何週間、何ヶ月も没頭して、
ひたすら絵と対話する。

そういう時間の遣いかたを
しているのかもしれない。

そんなふうに、
生活の大半を絵との対話に費やしても、
暮らしがまわっていくには、どうしたらいいのか。

僕には想像できないけれど、
世の中に、画家という職業の人はたくさんいる。

歌も、そう。
世に出ている音楽には、
僕がいまつくっているものより、
ずっと多くの要素が入っている。

ギター、ベース、ドラムなどの伴奏。
前奏、間奏、後奏。
楽器の種類もたくさんあるし、
エフェクトといって
音を歪ませたりするものの種類も、無数にある。

音楽家は、それらの要素を
入念に組み替えながら、
作品としてまとめあげている。

そこには、相当なエネルギーと
コスト(時間やお金)がかかっているはずだ。

そんな画家や音楽家の生活を想像すると、
いま思っているのとは、根本的に違う
時間の遣いかたがあるように思えてくる。

僕は、いまのところ、
画家でも音楽家でもないけれど、
いまの自分の暮らしにしても、
サラリーマン時代の僕から見たら
卒倒するようなものだと思う。

「そんなことしてて、やっていけるの!?」
というような。

きれいな水彩画や、街に流れる音楽は、
そこまで作ることに時間をかけても、
生活していけることを証明しているのかもしれない。

気休めに過ぎないかもしれないけれど、
そう思うと、ちょっと勇気づけられる。

そしてこの先、
想像もつかないような時間の遣いかたをしている
自分の姿も、ちらっと予感された気がした。

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