僕はもともとボイストレーニングを受けたくありませんでした。

僕はいまでこそボイストレーニングを
人に施すことがあるけれど、
自分自身はずっと
歌を人に習うことに抵抗があった。

なぜかというと、
誰かの指摘を受けたり、
教わったりすることで
歌うことの気持ちよさが
損なわれるような気がしたから。

この「教わるとダメになる」という
思い込みをどこで得てきたのかは分からない。

でも、僕が母親の
ボイストレーニングを受けようと決めたのは
仮にダメ出しにさらされて傷ついても
自分の歌を自分の力で守っていけるという
自信がついてからだった。

結果、僕の歌はより伸びやかに
気持ちよく歌えるものになった。
「教わるとダメになる」というのは
やはり思い込みだったのだ。

でも、いまでもこの思い込みは結構強くて、
自分の先生や師匠を選ぶときには
かなり警戒している。

同様に、僕はボイストレーナーとしての
僕自身をそのような疑いの目で見ているところがある。
それがいいことなのかは分からない。

けれど、今のところ僕は
できるだけ自分で自分の歌を守れる人と
思う存分、意見を交わし、
ミスも含めた実験を通して
「歌うこと」の面白さを
分かち合ってみたいと思っている。

『歌の稽古場』の
『稽古』という言葉には
そのような意味も込められている。

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㐧二音楽室 澤 祐典 について

こんにちは。澤 祐典(さわ ゆうすけ)と言います。 「㐧二音楽室」という屋号で『魂と繋がる歌の唄い方®』『歌と相談室』『歌の稽古場』といった人と歌を結びつける仕事を通して、自分にとって「本当のこと」を見つけたい人のお手伝いをしています。 書くこともとても好きなので『ことばの庭』というオンライン作文教室もしています。 このページを通して、どんな方と出会えるのかとても楽しみにしています。
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