キラークエスチョン

昨日は『歌の稽古場』の日でした。

このクラスでは、
参加者さんのお話にそって何をするかを決めていきます。

この日参加してくれた 泉 美加さんは、
心に決めた曲を持ってきてくださったので、
その曲にどうしたらいいか教えてもらうことにしました。

ニュアンスやリズムを変えて歌ったり、
歌詞を朗読したりするうちに、
美加さんのほうで
「こっちだ」という感覚をつかんでいかれたようで、
どんどん声と歌が変わっていきました。

その途中、こんなことを聞かれました。

「どうして、歌っていて涙がでることがあるのでしょう?」

ヨダレが出るほど、いい質問です。

すべて終わって美加さんとお別れしたあと、
なんとなく話し足りない気がしたのですが、
たぶんこの質問に
中途半端な返事をしたせいだと思います。

美加さんをその曲に夢中にさせ、
歌っているだけで涙させるなにか。

僕もそのなにかに引っぱられて、
いま、こういう仕事をしている気がするのです。

いろんな人が
いろんな呼び方をしていることを知っていますが、
あまり名前をつけたくないと思うほど、
それは素敵で、僕にとって大事なものです。

その話がしたくて、この仕事をしているのに、
まんまと逸らしてしまった。

あのなごり惜しさの中には、
そんな感じがあったように思います。

90分のクラスが終わり、美加さんは
「ここにたどり着きたかった!ってところにたどり着けた」
と言ってくれました。

僕からすると、まるで分かっていたみたいに、
たったかたったか歩いていく
美加さん(のなにか)に付いていった感覚でした。

いろんな表情で、表現で、
真摯に歌ってくださった90分。

素晴らしい時間でした。

そして、いまでも考えます。

「どうして、歌っているときに涙が出るのでしょう?」

そのひみつを知りたくて、あるいは、
そのなにかに衝き動かされて、
僕は、また次のクラスをしようと思うのです。

***

(よかったらクリックしていってください。)
http://blog.with2.net/link.php?1800152


㐧二音楽室 澤 祐典 について

こんにちは。澤 祐典(さわ ゆうすけ)と言います。 「㐧二音楽室」という屋号で『魂と繋がる歌の唄い方®』『歌と相談室』『歌の稽古場』といった人と歌を結びつける仕事を通して、自分にとって「本当のこと」を見つけたい人のお手伝いをしています。 書くこともとても好きなので『ことばの庭』というオンライン作文教室もしています。 このページを通して、どんな方と出会えるのかとても楽しみにしています。
カテゴリー: 㐧二音楽室のこと。, 歌のひみつ。, 『歌の稽古場』 タグ: , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です