それぞれが、それぞれの山を。

昨日、奥さんと話していて、
つくづく
「人生は山登りだなあ」と感じた。

うちは、僕も奥さんも個人事業主で、
個人事業主というのは、
自分がやらないと何も進まない。

でも、「自分」というのは、
サボりたいし怖がりだし面倒くさがりやだし……
挙げたらキリがないけれど、
そういうヤツなわけで。

だから、はたから見れば
簡単にできそうなことでも、
なかなか思うように進めないときがある。
それも、しばしば。

でも、
その「思うように進めない」も
含めての山登り。

そういう自分との悶着を含めて、
一つひとつ自力で登っていく。

他の人は、手伝うことはできても、
親であれ、旦那であれ、
代わりに登ることはできない。

ほんとうに、
もうまったく無理なのだ。

でも、だからこそ、
お互いの山の中腹で
苦労を分かちあったり、
進捗を称えあったりできる。

このことは、
僕たち夫婦にかぎらず、
仕事や日常で関わる人ともそうだと思う。

それぞれが、それぞれの山を。

自分の山を登る途中で見られる、
その人だけの景色は、
きっと誰にとっても
「ああ、こういうふうに生きてきて本当によかった」
と思えるものなんだと思う。

そう思ったときに、
自分が『魂うた®』を通して
何をしているのかが、
また少し見えてきた気がした。

一つには、
「歌う」ことを通じて、
本人が気付いていなかった力、
魅力、可能性に気づいてもらい、
その存在を祝福すること。

一つには、
「歌う」ことを通じて、
「表現できない」と思っていた反応には
「迂回ルート」があることに
気づいてもらうこと。

そして、もう一つには、
そうして出会い、
真剣にかかわりあった仲間たちと
声をかけあいながら、
それぞれの山登りを称えあうこと。

代わりに登ってあげることはできない。
僕の山を登ってもらうこともできない。

でも、それぞれが、
自分のいのちをいかしきれるように。

互いの登山を応援し、
祝福することは、できるような気がする。

夫婦二人での話し合いの結果、
奥さんの登っている美しい山の姿が
僕には、はっきりと見えた気がした。

「こんなふうになっていくんだ」と
未来が明るく開けた気がして、
なぜか元気になった。

一方、登る本人はといえば、
「やるしかないんだよね……」
とちょっと沈んだ感じに(笑)。

でも見えたら、そこには行ける。

楽観的すぎるのかもしれないけれど、
僕にはそう思えていて、
お互いに声をかけあいながら、
一歩ずつ登っていけたらと思った。


㐧二音楽室 澤 祐典 について

こんにちは。澤 祐典(さわ ゆうすけ)と言います。 「㐧二音楽室」という屋号で『魂と繋がる歌の唄い方®』『歌と相談室』『歌の稽古場』といった人と歌を結びつける仕事を通して、自分にとって「本当のこと」を見つけたい人のお手伝いをしています。 書くこともとても好きなので『ことばの庭』というオンライン作文教室もしています。 このページを通して、どんな方と出会えるのかとても楽しみにしています。
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